台北の老舗茶行・林茂森で阿里山烏龍茶を買う

お茶屋さんが大好きです。

 

今回の台湾旅行では、好みの台湾茶を探すために、いくつかのお茶屋さんを巡りました。

その中でとても心に響いたのが、林茂森茶行(リンマオセンチャーハン)。

おかげで、美味しい茶葉が手に入りました。

林茂森茶行

林茂森茶行(リンマオセンチャーハン)は、台北のお茶問屋街にある台湾茶専門店です。

 

百年以上続く茶行の流れをくむお店として知られ、高山烏龍茶、鉄観音茶、東方美人茶、凍頂烏龍茶、文化包種茶、蜜花紅茶など、さまざまな台湾茶を購入できます。

観光客だけでなく、地元の人も買いに来る茶葉専門店のよう。

 

店内には大きな茶缶が並んでいて、専門店に来た~!と、気分が上がります。

量り売りで、問屋さんらしさ満点。

 

クレジットカードも利用でき、海外配送にも対応しているそう。

公式サイトによると、新しい要素と昔ながらの要素を調和させ、ブランドの精神を感じられる、親しみやすく快適な買い物空間を目指しているそう。

 

実際に、店内はとてもモダンでおしゃれな内装、お店の方は皆お店のブルーのTシャツを着ていて、洗練された雰囲気です。

伝統を大切にしつつも研鑽を続けている姿勢が、とても素敵。

茶葉を選ぶ

お店の方は日本語がとても流暢で、茶葉の品種の特徴や、育つ場所による味や香りの違いなどを丁寧に説明してくださいました。

気になったお茶は、茶缶の蓋を開けて香りをかがせていただくことができます。

最終的に私が選んだのは、阿里山烏龍茶。

高山烏龍茶の代表的な品種のひとつです。

「これだ」と心に響きました。

 

阿里山烏龍茶は、貢茶でも好きな品種なので、結局それに行き着いたか、という気持ちになりました。

 

お値段は、150gで600元(約3,135円)。

帰国後、飲んでみた

帰国後、早速封を開けてみました。

 

最初は、香りを嗅いだ瞬間、

「あれ?こんな感じだったっけ?」

と思いました。

 

もっと華やかで、強い香りだったような。

魅力はじわじわ分かる

説明の通りに淹れました。

「急須の底」というのは、急須の底面が見えなくなるくらいまで茶葉を入れる、という意味だそうです。

 

一口飲みました。

爽快にスッと抜ける感じがして、口の中に旨みと甘みが心地よく残ります。

 

けれど、あんまり感動はない…?と、最初は感じました。

 

でも、飲んでいるうちに、落ち着く、満足感がある、神経が静か、なんかもう一口飲みたい、という気持ちになってきました。

強く主張しない洗練があります。

 

一煎目の残りをピッチャーに移して、二煎目を淹れて飲んでみました。

一煎目よりも断然好みの味でした。

そういえば、欣葉で飲んだ烏龍茶も、二煎目が好みだったことを思い出しました。

 

ピッチャーに移し、三煎目、四煎目を飲んだ後、身体に馴染んだ頃から、「あれ…なんか良い…」という感覚が来ました。

冷めた途端に突然美味しさが開く

お茶請けにドライマンゴーを食べながらしばらくした頃。

冷めた状態のお茶を飲んだところ、突然美味しさが開きました。

 

ふわあああ~~!と澄んだ白い花のような香りが広がりました。

渋みが引く、舌触りが丸い、後味が伸びる、という感じ。

 

ただ冷め切る直前が一番好みで、冷め切ると平板な味になる感覚がありました。

これはこれで飲みやすいですが。

台湾茶の魅力

台湾茶は“何かしながら飲む”より、“ぼーっとして飲む”方が急に理解できることがあるそう。

実際にこのお茶を飲んでいると、その感覚がとてもよく分かります。

 

飲んでいる最中より後味が美味しいという感覚でした。

 

漂いながら飲む。

空間に滲ませる。

爆発的な感動ではないのに満足感がある。

神経の表面を静かに整えていく。

山の湿った空気を飲むような感覚です。

 

台湾茶は「派手な感動」がない代わりに、じわじわ生活へ侵食してくるそう。

 

気づいたら、雨が待ち遠しい。

お湯を沸かしたくなる。

湯気を眺めたくなる。

台湾茶は、そんな「生活文化としての沼」なのだそうです。

 

また、阿里山系は、「喉奥から霧が抜ける」みたいな感覚が魅力だそうです。

まとめ

飲みながら、気づいたら、台湾のお茶の名所「猫空」を検索し、雨の日用の茶器セットを検索し、うっとりしていました。

 

台湾茶、恐ろしいです。

お茶がお好きな方、ぜひ行かれてみては。

 

▼林茂森