先日の台湾旅行で感じたのが、「心がゆるんだこと」だった。
台湾の空気は神経をゆるませてくれる。
お茶を飲む。
のんびり雑談する。
景色を見る。
雨音を聞く。
そんな時間が自然に生活の中へ溶け込んでいる。
どこか淡さがある。
おかげで、神経に入っていた余計な力が、少しずつほどけていった。
旅先で元気になるというと、刺激的な体験や興奮を思い浮かべることが多い。
今回の台湾は異なるものだった。
派手な刺激で気分を高揚させるというより、少し遅れて心地よさがやってくる。
あと、気づいたのが、湿度への感覚。
私はもともと、湿度があまり好きではない。
蒸し暑い。だるい。
湿度に対して、マイナスの印象しか無かった。
でも台湾では、その湿度が不思議と心地よかった。
暑くしっとりした空気。
半屋外の食堂。
湯気の立つスープ。
台湾茶。
どれも乾いていない。
少し潤っていて、淡く、曖昧。
滲み方に風情があった。
湿度は活動を邪魔するものではなく、余韻を楽しむもののようだった。
静かな時間が、静かに続いていてほしい気持ちになった。
帰国した今も、「台湾、よかったなあ…」という、しっとりとした満足感が残っている。
台湾、また行きたい。




