台北・生元藥行で漢方診療体験|日本語OKのオーダーメイド処方

先日、台湾旅行に行ってきました。

その際に、1946年創業の生元藥行さんで中医学の診療を受け、漢方薬を処方していただきました。

▶生元藥行 Sheng Yuan Pharmacy

漢方の診療を受けたかった理由は?

今回願っていたのは、オーダーメイドの診療、オーダーメイドの薬がほしい、ということでした。

 

一般的な西洋医療の場合は、「こういう症状がでているから、この薬を服用しましょう」になります。

もちろんそれも大切ですが、私個人の体質や身体の状態を診ていただきながら、「あなたはこういう体質で、今はこういうバランスになっています。

だから、この処方で整えていきましょう」と診ていただきたいと思っていました。

 

特に相談したかったのは、病気ではない不調です。

例えば、つい考えすぎてしまう、気分が揺れる、眠れない、疲れやすい、など、

 

自分の身体がどのような傾向を持っているのかを解きほぐしていただき、その上で対処法を教えていただきたいと思っていました。

 

また、日本では、漢方は興味のある人が学ぶもの、健康意識の高い人が取り入れるもの、という立ち位置だと思います。

一方、台湾では中医学が特別なものではなく、街中にクリニックがあり、薬膳をはじめとして日常生活の中に自然に溶け込んでいます。

 

そんな台湾で診察を受けてみたいと思いました。

生元藥行に到着

生元藥行の店頭はとても重厚。

入った瞬間、漢方の香り。

なんだかとても、「カッコイイ!」という印象でした。

診察の流れ

事前に、ホームページからメール・LINE・電話のいずれかで予約をします。(日本語OK)

私は1週間前に予約をしましたが、第一希望の日時で予約を取ることができました。

 

当日は店頭で予約名を伝えると、スタッフの方が別の建物(診療所)に案内してくださいます。

最初に初診料300元(約1,567円)を支払います。

 

その後、診察室で中医学の先生に、気になっている症状や悩みを相談し、脈診を受けます。

診察では、案内をしてくださったスタッフの方がそのまま通訳を担当してくださいました。

日本語はネイティブレベルで、台湾語への通訳も丁寧に行ってくださっている印象で、とても安心でした。

 

今回私は、普段から感受性が強く気にしすぎて疲れやすいこと、寝付きの悪さや眠りが浅いことなどを相談しました。

 

その後、いくつか質問に答えながら診察が進みます。

私の場合は、

「口や喉の渇きはありますか?」

「生理のときにレバー状の血の塊は出ますか?」

といった質問を受けました。

その後、診察結果と処方内容について説明を受けます。

 

私は、

「肝の調子が悪く、自律神経に影響が出ているため、それに対応する漢方を処方します」

「代謝があまり良くないので、消化の良いものを食べるようにしましょう」

と説明を受けました。

 

「消化が悪いもの、例えば餅米とか」と言われて、台湾!!と思いました。

気になることがあれば、その場で質問することもできます。

 

診察時間は5〜10分ほどです。

 

↓いただいた処方箋には、達筆な漢字がたくさん書いてあります。

 

サプリなど他の薬とは、服用時間を一時間ずらせばよいとのことです。

 

薬代は処方内容によって異なります。

診療後に金額が分かるので、2週間分を基準に金額を案内していただき、多くいただくこともできます。

後日、日本から注文して郵送していただくこともできます。

 

診察後、薬局店頭へ戻り、薬を受け取り、お支払いをします。

 

↓いただいた薬。スプーン付き。

私は、薬が自分に合うかどうか、また飲み続けられるか分からなかったため、私はまず2週間分をお願いしました。

 

費用は2,220元(約11,593円)でした。

一緒に行った友人は約7,000円でした。

 

到着から退店までは約1時間でした。

待っている間、薬局店頭で薬膳パックを吟味していたので時間はあっという間でした。

 

薬膳パックのひとつ、酸梅湯を試飲をさせてくださいました。

美味しく飲みやすく、友人は購入していました。

 

私は四神湯料と四物湯を購入しました。

 

↓日本語の説明は公式サイトにも載っているそうです。

薬を飲んでみて

とても苦いです。

顆粒ではなく粉末なので少し飲みにくく、付属のスプーンで山盛り2杯と量も多めです。

 

私はオブラートを購入して飲んでいますが、かなり飲みやすくなりました。

飲み始めたばかりではありますが、身体と気持ちが少し軽くなったような感覚があります。

今後の変化も観察してみたいと思います。

肝を整える

今回の診察では、「肝を整えましょう」と言われました。

中医学における「肝」は、西洋医学でいう肝臓とは少し意味が異なるそうです。

 

中医学では、肝には気の流れを調整したり、感情をスムーズに巡らせたり、ストレスに対応したり、血を蓄えたりする役割があると考えられています。

そのため、肝の働きが弱ると気の巡りが滞り、考えごとが頭の中で渋滞したような状態になることがあります。

 

また、身体全体の巡りが悪くなることで、疲れやすさとして現れることもあるそうです。

これまで私は、「なぜこんなに疲れるのだろう」「なぜ考えすぎてしまうのだろう」と悩みながら過ごしていました。

 

原因がよく分からず、対処法も的確に見つけられないまま、漠然とした不調に振り回されていたように思います。

 

今回の診察では、原因不明の不調に説明が与えられて、具体的な対処法と希望が見えました。

また、身体の声をきちんと聞いてもらえた感覚があり、とてもほっとしました。

 

また、いただいた漢方薬も自分に合っている感覚があり、的確な診療をいただけたと腑に落ちて、嬉しく感じています。

まとめ。満足感たっぷりの漢方体験

満足感と安心感のある体験でした。

漢方にご興味がある方、台湾旅行の際に、ぜひ。

 

▶生元藥行 Sheng Yuan Pharmacy