恋人でも夫婦でも、パートナーには、嫌なことは、
「こうされると嫌だ。」
「こうしてほしい。」
とちゃんと伝える。
- 自分の気持ち
- 具体的な要望
このふたつ。
相手があまり人の話を聞かないタイプだったり、テキトーに聞いていたり、何度言っても伝わらなかったり、時間が経って気が緩んで同じことを繰り返したりしたら。
「あなたがそういう振る舞いをしたときは、次からは、私はこう対処するからね。」
と伝える。
相手が同じ振る舞い繰り返しても、自分が嫌な気持ちにならない対処を考える。で、それを相手に堂々と誠意を持って伝える。
例えば、
「服を洗濯機に入れるときは、ちゃんとポケットからゴミを出してほしい。」
と何度言っても伝わらない場合。
「次からは、洗わずにあなたの部屋に投げ込むから、自分で洗ってね。」
と伝えたり。笑(うちは洗濯は各自だけど。)
堂々としっかり言う。
「雰囲気が悪くなるのが嫌だな…。」
「ネガティブなことを言うと、自分が気分悪くなる…。」
「どうせ何度言ったって変わらないよ…。」
って思うかもしれない。
でも、何も言わずにいると、相手は、
「この振る舞いをしてても問題ない♪」
「自分の振る舞いは許されてる♪」
と無意識に勘違いをしてしまう。
さらに、相手の振る舞いがさらに悪化したり、甘えを助長させてしまって、さらに相手の振る舞いが悪化して、被害が拡大して、と悪循環が起きてしまう。
溜めこんだ気持ちは、後々どこかにひずみがでる。それは、パートナーに対してかもしれないし、友達や、職場や、他の場所かもしれない。
まわりまわって、ひずみがでてまた嫌な気持ちになるのは、自分だよね。波風がたつことに躊躇して何もしないって、自分が心地良く過ごすことを、放棄しているようなものだよね。自分に対して不誠実だ。
自分が嫌な気持ちにならないよう、お互い良い関係でいられるよう、伝えるべきことはちゃんと伝える。
嫌だなって感じた感情は、エムレスやノートでケアしてあげると、一番穏やかになれる。自分の理解者は、自分以上にいないのだから。
嫌な気持ちを感じた自分を、許可、許可、許可。自分の気持ちを、隅々まで受け止めてあげる。
相手に対して、怒りや不満を感情的にぶつけるのは、ただの発散。ただ、瞬間的にすっきりしたいから。ただ、思ったことをそのまま出しただけ。
近くを見ない。遠くを見る。先を見る。未来を見る。チェスのように、最終的にキングを取れるように動く。感情的に、近くの駒をとりにいかない。
相手に伝えるべきは、明確な意思表示。自分がどう感じているのか。自分がどうしようと思っているのか。
冷静な提案。今後の自分の行動の明示。
相手とのやりとりでは、「問題解決」をするんだよ。現状を「一番良い場所に着地させるため」なんだよ。
相手に伝えるのは、自分が嫌だって思っている気持ちを「理解してもらうため」じゃないんだよ。
大切でない人、今後も付き合いたい人でなければ、何も伝えず、すすす…と静かに距離を置いて、縁を切ってしまえばいい。
その人にはその人の付き合うべき波長の人がいるから。干渉しない。余計な波風は立てない。心労を負ってまで、大切じゃない人との関係性を丁寧にテコ入れしなくていい。
大切な人なら、末永く良い関係性でいられるように、集中してケアする。誰より自分が心地良く過ごすために。
お互いに自分がどう感じているか、どう思っているか、どう考えているか、伝え合っているって、とっても大切なこと。
心地良くいられる対処法を、常に考え尽くした状態で過ごそう。