ときめくことだけやって、やりたくないことをやらなくなると、どんどん無気力になる、というお話です。
目次
毎日好きなことだけやって、やりたくないことをやらない生活になったら幸せなのでは?
私は、アダルトチルドレン克服後、「生きづらさを解消する」という目標が無くなって、どう生きれば良いのか分からくなりました。
参考記事:アダルトチルドレンを克服したら生きる目的を見失った話。
色々考えた末、
「毎日好きなことだけやって、やりたくないことをまったくやらない生活をすれば良いのでは?」
と考えました。
掃除は、めんどくさい。
ごはん作るのも、めんどくさい。
なら、めんどうくさいことは、やらなければいい。
全部外注しよう。
ブログを書いたり、SNSの更新をするのは好き。
私はやりたいことだけやってお金を稼ごう。
あ、もししっかり自分で事業をまわして、安定してたくさんお金を稼げるようになったら、子どもを産んで育児をアウトソースしよう。
体力に自信がないから、育児はベビーシッターさんに頼んで、私はお金を稼ごう。
そしたらすごくラクじゃない?
これって理想的なあり方じゃない?
と思いました。
家事代行、宅配弁当。めんどうくさいことをすべて外注。
ということで、「めんどうくさいこと」をどんどんアウトソースしました。
掃除がめんどうくさいので、家事代行サービスを頼みました。
月1~2で水回りを掃除していただきました。
私は、ロボット掃除機とダイソンを使う程度で、ほとんど掃除をしなくて良くなりました。
料理がめんどうくさいので、宅配弁当や外食やコンビニで済ませることにしました。
幸い旦那氏も「俺は一人暮らしのときはずっとそうだったし」という反応で、快くOKしてくれました。
自分で料理をしなくて良くなって、献立を考えたり、買い物したり、洗い物をしたり、あらゆる手間から解放されました。
めんどうくさいことをやめたら、生きることが嫌になった。
めんどうくさいことが減ったので、私は、
「当然、心と身体の負荷が減って、時間も増えて、やる気も増えるだろう。」
と思いました。
でも、実際はそうはなりませんでした。
家事の外注をした直後は、一瞬ラクになりました。
でも少ししたら、なんと、まさかの無気力になってしまったのです。
めんどうくさい家事を外注すればするほど、自分の生命力が消えていく感覚になりました。
どんどん自分ができることが減って、視界が狭くなっていっている気がするのです。
さらに、家事以外もめんどうくさい部分が強調されて見えてきて、
「犬の散歩めんどうくさい!犬の散歩サービスを検索してみよう。」
「何もかもがめんどうくさい!」
と思い始めました。
あれ……?
衣食住を全部手放して、家族(犬・子ども)と関わる時間が減って。
行き着く先は、まるで仕事をするだけの機械みたいじゃない?
なんだか、どんどん人間的な生き方から離れていっていない?
と、ふと思いました。
当初の予想とはまったく違う展開に困惑しました。
生きづらさを解消した人は、やりたくないことをやる必要がある。
おそらく、現在進行系で機能不全家庭で苦しんでいる人、快・不快の感覚がつかめていない人は、
「やりたくないことをやめる」
「心地良いことをやる」
が正解です。
でも、生きづらさの解消が一段落した人は、そうではなかったようです。
「やりたくないこと」
のうち、単純に不快感を感じるものは、やめるべきものです。
でも、それ以外の、
- めんどうくさい
- 重い
- 怖い
と思うものは、避けるのではなくて、ひとつひとつ自分で取り組んで、終わらせていかなければいけないことだったようです。
勉強になりました。
「やりたくないことをやめると無気力になる」
というまさかの展開に驚きましたが、勉強になりました。
身をもって学びました。