医者は漢方薬に詳しいとは限らない。
真剣に自分に合う漢方薬が必要な場合は、自分で調べたり、漢方薬に詳しい先生を探そう、というお話です。
目次
漢方薬はその人の体質によって飲むものが変わる
漢方薬は、その人の体質によって、飲むものが変わります。
同じ症状を持つ人でも、体質が違えば、違う薬が合います。
西洋薬にも、ある程度そういう部分はあると思いますが、漢方薬の方がよりその考え方が強いと思われます。
心療内科、産婦人科、内科で、漢方薬に詳しい方はいない印象だった
私の体質には、最終的には桃核承気湯という漢方薬がものすごく合いました。
それまで、心療内科、産婦人科、内科など、色んな先生にお世話になりました。
そのなかで、いくつかの漢方薬を処方していただきました。
ただ、こう言うのも失礼な話ですが、私の体質を踏まえた上で漢方薬を処方していただいている印象は薄かったです。
(もしかしたら、ちゃんとふまえた上で出してくださっていたのかもしれないですが。)
「PMSだから」
「女性の病気だから」
と、病状から処方してくださっている印象でした。
医療の範囲は膨大すぎる。医者が色んな分野に詳しくなるのは難しい
医療の範囲は膨大です。
なので、お医者さんが漢方薬の知識にまで手が回らないのは、仕方がないと思うのです。
お医者さんの方も、西洋薬さえ数が膨大なのに、漢方薬まで詳しくいてほしい、と求められたら「やってられるか」と感じるのでは、と思うのです。
(「いやいや、ちゃんと勉強していますよ!」というお医者さん、いらっしゃいましたら申し訳ございません。)
素人の私たちは、それをふまえて、
「医者なのだから、自分に合った正しい漢方薬を出してくれているはずだ。」
と思考停止をして鵜呑みにしない方が良いと感じました。
鵜呑みにしていると、効かない薬を飲み続けてしまい、症状の改善が遅れる可能性が出てきます。
漢方薬に限ったことではないと思いますが。
私は、いろんな漢方薬を試してはいましたが、自分に合った漢方薬に出会えたのは、PMSの治療を始めて5年近く経ってからでした。
効果が無い漢方薬をずっと鵜呑みにして飲み続けていたら、もっと遅くなったと思います。
PMSは解明されていないことばかり
PMSをはじめ、人間の身体のことは、まだまだ解明されていません。
セルトラリンも漢方薬も「なぜ効くかは分からないけれど、なぜか効くから」ということで処方されています。
今の医学はその段階です。
お医者さんが、適した薬をご存知なくても、それは仕方がないことだと思います。
まとめ。漢方薬に関しては、漢方薬に詳しいクリニックを探すか、自分で調べよう
結論、自分で調べましょう。
もしくは、漢方薬に詳しい先生を尋ねましょう。
ご自身で調べるなら、こちらの本がおすすめです。
体質の分類と、それに合った漢方薬が書かれています。