去年の年末、2週間くらい、眠くて眠くてたまらなくて、起きていられないくらいだった。
しかも、解剖生理学のテストが近づいていたので、
「起きて勉強しなきゃ…」
「どうして眠いの?ちゃんと起きてよー…」
と、焦りがつのった。
参考記事:解剖生理学の勉強は楽しい。心身の健康はカラダの仕組みを知ることから。
そんなとき、解剖生理学の先生とお話する機会があったので、そのことをポロッと相談させていただいた。
すると、
「人間の身体はホメオスタシスがあるから、眠ることで身体のバランスをとろうとしてるのかもしれないよ。」
と素敵なアドバイスをいただいた。
なるほど!!
ホメオスタシス(恒常性)というのは、平たく言うと、「誰の身体にも備わっている、身体のバランスをとろうとする性質」のこと。
恒常性は生物のもつ重要な性質のひとつで生体の内部や外部の環境因子の変化にかかわらず生体の状態が一定に保たれるという性質、あるいはその状態を指す。
(中略)
恒常性が保たれるためにはこれらが変化したとき、それを元に戻そうとする作用、すなわち生じた変化を打ち消す向きの変化を生む働きが存在しなければならない。
-Wikipedia
汗をかいて身体の水分が足りなくなったら、喉が乾いて水分を補給する。
体温が下がったら、ふるえて体温を上げようとする。
カロリーや栄養素が足りなくなったら、お腹が空いて何か食べたくなる。
禰豆子も、たくさん血を流せば、回復のために眠る。(←ちょいちょい差し込むスタイル)
振り返ってみると、眠たかった2週間、その直前まで常に朝から晩まで勉強のことばかり考えていて、身体も心も全然休めていなかった。
頭が「勉強しなきゃ」でいっぱいでうっかり気づかなかったけど、疲れがたまってたから、身体は寝て回復したかったんだと思う。
2週間たっぷり眠ったら、またしゃきっと起きられるようになった。
他にも、悪夢も同じことで。
怖い夢は、起きてるときに感じたストレスを、寝ている間に発散しているのだそう。
私はつい、悪夢を見ると、
「私は何を怖がってるんだろう…」
「強迫観念があるから、夢に投影されてるんだ…」
って思ってしまっていた。
もちろんそれも間違いではないけれど、日中であれ、夢であれ、ネガティブな気持ちを感じることで、発散していることには違いない。
だから、眠いときは無理に起きようとしなくていいんだよ。
眠かったら、たくさん眠ればいいんだよ。
ネガティブな気持ちが湧き上がってきたら、その気持ちを感じきればいいんだよ。