先日観た、映画『リーディング~エドガー・ケイシ―が遺した、人類の道筋~』で、
「同じ出来事でも、自分と相手と記憶が違うことがある。」
「同じ出来事でも、他の人が自分と同じように考えるわけじゃない。」
という話があった。
(Vimeoで2020/4/24~2020/5/10期間限定公開中)
相手の行いに対して、自分がどう感じたか。
反応・衝動・行動パターンを克服した時、物事に全く違った反応をする新しい自分になるのです。
マインドフルネスやボディートークで心を浄化したり、ビリーフの書き換えをしてると、私も毎日のように感じるよ。
最近特に実感したのが、同級生との会話。
社会人数年目の24歳くらいのとき、高校の同級生(女子)にばったり会った。
その子と同じクラスになったことは無かったけど、他の子から同窓会で、
「あの子結婚したみたいだよ~!」
と聞いてたので、私は、
「結婚したんだよね?おめでとう!」
と言った。そしたらその子は、
「ありがとう!まあ、かなり前だけどね!」
と言った。
でもなんと、当時の私は、
「結婚したのはかなり前なのに、こんな何年もたってからおめでとうって言うなんて。(なんで結婚してすぐ言わないの?)」
みたいなニュアンスで言われたと受け取って、
「えっ……高校以来会ってなかったのだから、言えるわけないじゃん…そんな無茶なこと求められても…」
とグサッとショックを受けてしまった。
その子は性格がやや過激な子ではあったけど(キツイという意味ではなく、下ネタをバシバシ言うという意味で笑)、いつも快活でフレンドリーに接してくれる子だった。
嫌味を言ってきたことなんて一度もない。
(まあクラスが違ったから、あまり話したこと自体ないけれど。)
こう受け取ったのは、100%私の問題だった。
当時の私は、まだアダルトチルドレンまっただなかで、24時間1秒も休まず、生きづらさでいっぱいだった。
他人から責められてる感覚、自分を責める感覚が、ずっと四方八方から心の深い部分を刺してる感覚だった。
あと、毒母から「もっとこうしなさいよ!」「私の愚痴を聞きなさいよ!!」と延々聞かされていたので、「過剰に要求される」「搾取しつくされる」みたいな感覚があった。
(アダルトチルドレンを克服したのが、その数年後の26歳。)
その感覚で、世の中のすべてをとらえてるから、ただの、
「私は数年前に結婚しました。」
という、時報くらいニュートラルな言葉にさえ、
「責められた」
「行動が足りてないと非難された」
と受け取ってしまった。
この出来事をすっかり忘れていたのだけど、最近ふと思い出して、
「あれ?私あのとき、『責められた』って考えてたような?
『数年前に結婚した』って、事実を言われただけだよね?
私、なんでそんな風に感じたんだろう…!!」
って思った。
で、掘り下げたらそう気づいた。
心の傷を浄化して、自己否定感が無くなったことで、あらゆることを「責められてる」と感じる感覚が無くなった。
そしたら、同じ出来事も、自分の中でとらえ方がバサッと変わった。
参考記事:人は変化するから大丈夫だし、変化しても大丈夫だよ。
日々「自分のとらえ方、変わったな」って思うけど、改めて、自分も無意識に物事を歪めてとらえてしまってたことに気づいて、
「思いこみ、こわああああ!!!!」
「無自覚、こわああああ!!!!」
ってぶるぶるした。
昨日、こんなツイートを見つけた。
連日のコロナ、コロナのニュースで、不安ばかり駆り立てられています。
「人と接触しないように」「人のそばには行かないで」
「今は一人一人が頑張るときです」と強い口調で言われると、
弱い自分はもういらないよと言われている気がしますね。— 東京自殺防止センター (@tokyo9090) April 24, 2020
「弱い自分はもういらないよって思う人がいるの?!」ってびっくりしたけど、私の話と同じことだと思う。
以前、「毒親は無理して許さない方がいい。AC克服したら自然に許せるようになる。」という記事を書いたけど、それに対して、
「『毒親を許せ』なんて書くなんて!!許せるわけがないじゃないですか!!なんで人を傷つけることを書くんですか!!」
ってクレームの問い合わせをいただいたことがあった。
「えええ?!『許さなくていい』って書いてあるのにどうしてそう読んじゃったの?!」って衝撃を受けた。
これも同じことだと思う。(気にしてないですよ。)
今見えてる世界も、感じてる感情も、思考パターンが変わったら180°変わるよ。
嬉しいこと、幸せなことは、そのまま満喫すればいい。
悲しいこと、苦しいことは、どうしてそう感じるのか。
立ち止まって、自分が持ってる思考パターンを確認するといい。
思考パターンを少し調整したら、もっとラクに生きれるようになって、新しいもっと素敵な世界が見えるよ😊