商品の魅力は、売る人の商品愛だと感じた話。
目次
お気に入りのジェラート屋さんが、突然魅力的に見えなくなるという現象。
以前近所に、お気に入りのジェラート屋さんがありました。
どのジェラートも魅力的で、私は毎日そこのインスタをチェックしていて、新作が出たらすぐに食べに行っていました。
でも、そこのジェラートが、ある日突然魅力的に見えなくなる、という現象が起きました。
(トップの写真は別のジェラート屋さんのものです。)
商品愛にあふれる店長のお兄さん。
以前、そのジェラート屋さんの店長は、気さくなお兄さんでした。
自社商品愛にあふれていて、よく、
「新作のこれ、美味しいんですよ~~~♡」
「これをトッピングすると、すごく合うんです。」
などと、うっとり顔で説明してくださっていました。
でも、そのお兄さんは、最近退職してしまいました。
私は、お店の方からそう聞いて、
「そうなんだ~。まあ他のところでご活躍されているんだろうな~。」
と軽く受け止めていました。
お店の雰囲気が、なんとなく変わった。
けれどある日、以前のような熱を持ってジェラート屋さんのインスタを見られていないことに気付きました。
なんだか、ジェラートも以前ほど美味しく感じられません。
ジェラートは別の場所で作っているので、ジェラート自体は変わっていません。
あれ?
そういえば、店の空気感も少し変わったかもしれない。
以前は、温もりがありつつ、凛としたプロ意識を感じていました。
でも今は、なんとなくごちゃついている気がします。
色々、連鎖的に気付いてしまいました。
(ついでに余計なことを言うと、お兄さんの退職後に、私がSNSにアップしたジェラートの写真が知らない間にお店のメニューに使われていたことがありました。
写真が使われていたこと自体は気にしていないのですが、
「そんなお店だったっけ……?」
「今ここは、そんなことが起こる社内環境なのだな……!」
と少し驚きました。)
ジェラートの魅力は、お兄さんの商品愛だった。
色々気づいていった結果、
「ああ、ジェラートの魅力は、お兄さんの商品愛だったのだな」
と理解をしました。
お兄さんから商品に注がれた愛が、商品から発せられていて、それが見る人を魅了していたのだと思います。
きっと、お店の細部や、空気の温度感も、そのお兄さんの商品愛から良い影響を受けていたのでしょう。
自分が商品を作るときは、たっぷり愛情を注ぎたい。
商品の魅力は、売る人の商品愛。
なら、自分が商品を売るときも、商品にたっぷり愛情を注いで売りたい、と感じました。